前半は喉に気を使っていたのかほとんど声を出して歌っていなかったが(「THIS IS IT」でも似たようなくだりがあったと思う。)後半につれて体が温まってきたのか徐々にテンションも上がり、歌声も全開モードに! 特に「Billie Jean」あたりからスイッチが入りだし、何度かやり直したりしているので、やはり彼にとって「Billie Jean」はかなり大切な曲なのだろうかとも思わせる。
そして何をさておき、このDVDには最大のアピールポイントがある。 何を隠そう「Remember The Time」のステージ映像!後にも先にもこの1本にしか含まれていない!! リハーサルでやったということは当然DANGEROUS WORLD TOURのセットリストにも当初は入っていたのだろうが、実際ツアーが始まってからは一度もこの曲が流れることは無かった。 あの非常に完成度の高く、好きな方も多いであろう「Remember The Time」のショートフィルムの中東の雰囲気がうまく再現されている。 もちろん例の間奏部分のダンスもばっちり。それだけにライブで見れなかったのは残念。
(※このDVDの動画ではありません。画質はこの動画よりはキレイです。)
その後一度だけ観客の前で「Remember The Time」を披露したことがあった。1993年の「ソウルトレインアワード」でヒューマニティ賞を受賞した時のパフォーマンスだが、残念ながら足の怪我らしく、椅子に座ったままの珍しいパフォーマンスだったので、(これはこれで完璧主義者のマイケルとしては相当レアな気もするが)現存する映像といえばこのDVDに含まれている映像のみということになる。