今回ご紹介するのは「【DVD】30TH. ANNV. CELEBRATION 2001(セレブレイション 2001)」です。 2001年9月7日と10日(9.11同時多発テロの前日!!)、ニューヨークのマディソンスクエアガーデンにて行われた、マイケルのソロ30周年記念ライブの映像です。 結果的にこれがマイケルとジャクソンズのラストライブになってしまうのだが・・・ マイケル40歳。 1971年、マイケル初のソロシングル「Got to be there」を発表してからちょうど30年。 この日のために超豪華なアーティストがマイケルのために終結したのだが、そのメンバーがまたスゴイ! 第一幕はその豪華アーティストたちがマイケルのためにマイケルの楽曲をはじめとした様々な曲をマイケルに贈る。 まずは「星の王子ニューヨークへ行く」や「スターウォーズ エピソードⅠ~Ⅲ」でおなじみののサミュエル・L・ジャクソンのMCでスタート。 最初の曲、「Wanna be startin'something」からいきなりアッシャー、マイヤ、ホイットニーヒューストンと、前座としてはありえないほど贅沢すぎる顔ぶれ! 次にアメリカ音楽史上最年少のプラチナアーティスト、ビリー・ギルマンの歌う「BEN」。これには参ったの一言! 風貌は違えど、往年のちびマイケルを思い出させる素晴らしい歌声で、前半にして一気に会場を魅了してしまう。
(このDVDの画像ではありません。画質はこの動画よりもキレイです。)
その後も、モニカ、デボラ・コックス、ラー・ディガ、マイヤ、タミアの女性陣が繰り広げる一風変わった「Heal the world」やグロリア・エステファンとジェイムス・イングラムとのデュエット「I just can't loving you」、デスティニーズ・チャイルド(彼女たち曲の間奏部分が一瞬ビリージーンにアレンジされている所がかなりシブい!)、マイケルの初主演映画「THE WIZ」のかかし役にちなんだステージを披露したジル・スコットなどなど、マイケルが登場しなくても食い入るように見入ってしまうステージの連発! また「You are not alone」をミュージカル仕込みの彼女風で歌い上げたライザ・ミネリや「Man in the mirror」を98゜やアッシャーと共に歌ったルーサー・ヴァンドロス等の重鎮たちのステージもこのライブに更なる重みを加える。 中でも圧巻だったのが1979年の大ヒット曲で、以来213回も様々なアーティストがレコーディングしたといわれる「I will survive」を披露したグロリア・ゲイナーだ。 発表から20年以上経った当時(勿論30年以上経った今でも)でも全く色あせる事ない名曲で、マイケル絡みでない楽曲で一番会場(歌詞の内容からして、特に女性)の盛り上がりがすごく、オーラも半端なかった。
第三幕はお待ちかねの真打ち登場。マイケルソロステージ! クリス・タッカーのマイケルものまねを交えた(これがそっくり!)MCでスタート。 少し年をとった気がするのは否めないが、それでも40歳とは見えないパフォーマンス! ステージに上がった瞬間、前半の客席にいたマイケルとはまるで別人の史上最強のスーパースターがそこにいる。 色あせる事のない「The way you make me feel」、本当に最後になってしまった「Billie Jean」をはじめ、かなり久しぶりのスラッシュとの競演の「Black or White」、「Beat it」や、本来ならば翌日の9.11同時多発テロがなければ行われていたであろう「INVINCIBLE TOUR」でのマスト演目になっていたはずの「You rock my world」を披露。