今回紹介するのは、「【DVD】BAD TOUR REVISITED 1988(ﾊﾞｯﾄﾞﾂｱｰ1988)」です。
1987年から1989年にかけて行われたマイケルの初のソロワールドツアー、BAD WORLD TOURの総集編、もしくはその頃の様々な映像集です。マイケル30歳前後の映像がたっぷり。
2枚組で合計4時間43分の長編です。

まずはDISC 1

●BAD WORLD TOUR MTV SPECIAL 1988

BAD WORLD TOURの様々な映像を繋ぎ合わせたいわゆる「バッドツアー総集編」。
各国でのバッドツアーのステージの選り抜きや、各国でのマイケルとファンの追いかけっこや、各国での失神者の映像が盛りだくさん！
各国、各会場にいったい何人いるのといわんばかりのマイケルもどきたちも。
バッドツアーといえば、よく日本公演の映像が使われ、残されたフィルムが日本公演のものが多いのかなと思っていたところ、たしかに日本公演モノが見栄えも良く、映像としてはイケてるものも多いのだが、この特番には結構な映像量が含まれている事に驚き。
バッドツアー時のステージ映像にのせて、大阪→東京→香港→中国→横浜→シドニー→ブリスベン→ローマ→ロッテルダム→ベルリン→ミュンヘン→ケルン→パリ→ゴーゼンバーグ→ロンドン→カンザスシティ→ハートフォード→アトランタ→ルイビル→インディアナポリス→ミネアポリス→ロンドンとバッドツアーを開催していない土地も含めてその都市のファンの様子や会場の様子などを追っている。
やはりヨーロッパ～アメリカに移った瞬間に失神者が続出するのも見てて面白い。
トラック25の「Thriller」以降はPVのカットを中心に関わったスタッフやファンのインタビューが続く。
見ごたえもたっぷりで貴重な映像がギュッと詰まった特番。


(※このDVDの動画ではありません。画質はこの動画よりは少しキレイです。）


●THE MAD BAD WORLD OF MICHAEL JACKSON

これはさすがにハイレベルな映像集。
マイケルに関するニュースや関係者のインタビュー映像。ウォークオブフェイムが飾られるシーンや、ヴィクトリーツアーのプレス発表、ギネス認定のシーンやペプシCMのプレス発表など盛りだくさん。
ただし英語が解らなければ、かなり内容を理解するのは難しい。映像を流しながらボーっと見るのがオススメ。

そしてDISC 2

●GRAMMY AWARDS 1998

1998年のグラミーアワードでのマイケルのパフォーマンスを収録。
これに関するコメントと動画は「【DVD】BAD WORLD TOUR 1988-1989（ﾊﾞｯﾄﾞﾜｰﾙﾄﾞﾂｱｰ 1988-1989）」を参照してください。

●ANOTHER PART OF ME

1988年にMTVで放映された特番。
BAD WORLD TOURの舞台裏、貴重なリハーサル映像、スタッフのインタビューなどをバッドツアーのステージ風景を交えながら収録。

●E! TRUE HORRYWOOD STORY MICHAEL JACKSON

特典映像としてアメリカの人気ドキュメンタリー番組のマイケルジャクソンの回が収録されている。
2003年6月8日に放映されたもので、今までの画像が悪かったせいか、かなりクリアな映像にびっくりする。
これまた内容はたっぷりで、マイケルの半生を、生誕時から2002年あたりの裁判の部分くらいまでをじっくりと振り返っている。
マイケル生誕の地、インディアナ州ゲーリーの当時の風景、ロスの自宅、ネバーランドの映像や数多くの幼少期の写真など、超貴重な映像が拝める。
内容的には後半は裁判に関するものが多くを占め、だいぶシリアスな感じがするが、これまた英語力がいる。。。
しかし、TVを付けっぱなしで映像を追っているだけでもマイケルに近づける感じはする。

最後の特典映像以外はさすがに23年前の映像といった画質、音質の悪さは否めないが、5時間弱に及びマイケルのソロ活動原点である、貴重なバッドツアー時の映像を振り返れるとなれば、この当時の映像を詰め込みまくったこのタイトルはやはりお得な1本になる事は間違いない。